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2008年3月22日 (土)

主イエスの受難

今年の復活節のイースター・サンデーは3月23日ですから、主イエスがエルサレムの都に最後に入城されたのが、一週間前の日曜、すなわち16日が受難週の主日でした。主イエスが弟子たちとの最後の晩餐をされて、イスカリオテのユダに裏切られ、またペトロにも否まれたサーズデー・モーニングに続き、翌日グッド・フライデー(受苦日)に十字架に架けられました。金・土・日と墓に葬られ、その間に陰府(よみ)に降り、そしてイースター・サンデー(復活日)に甦られるのです。

この『グッド・フライデー』の金曜は英国では国民休日です。セント・バーナバス教会(英語部)では午後1時45分から3時くらいまで、礼拝(聖餐式も)がありました。とても趣向の凝った礼拝でした。

いつも椅子が並べられている会堂の真ん中に、一段高く舞台がこしらえてあり、『 [ 』の形にテーブルを並べて白いテーブル掛けで覆われてありました。大きな変形コの字型の一つの細長いテーブルのように見えます。その上に、聖餐用の大きなゴブレットが13個、そして、裂かれたパン用の皿が13枚あって、椅子はなかったのですが、まるで12弟子との最後の晩餐の場面のようでした。その舞台を取り囲むように、椅子が三重の楕円を描くように並べられ、聴衆はそこに座っています。

いつもの元気な現代的賛美歌ではなく、厳かな雰囲気の賛美歌が美しい合唱で、始まります。副牧師のコリンが、その舞台の周りをゆっくり回って歩きながら、グッド・フライデーの意味を語ります。

そのあと、聖書の朗読者が、福音書から、ユダに裏切られ捕らえられる場面、ゲツセマネの谷での主の祈りの場面、主イエスが最高法院で裁判を受ける場面、そして十字架の場面を朗読します。この朗読者もテーブルをゆっくり回りながら俳優のように、感情たっぷりに、朗読するというより、演じるように語ります。朗読者は4人です。その場面を聞いている周りの聴衆も、十字架につけようとしたユダ、ピラト、民衆、兵士らの短い言葉(「まさかわたしではないでしょう?」、「捕らえろ!」、「どのようにして…?」、「自分を神と思っている!」、「犯罪者を解放し、イエスを十字架に!」、「神殿を壊し、三日で建て直してみろ!」)を、朗読の合間に声を出して繰り返します。また、四つの場面の転換の幕間(?)に聴衆全員がその場で起立して、用意された賛美歌を歌います。

朗読の場面にしたがって、白い布を被せたテーブルは、大きな十字架の形に変えられ、太い生木を背負った人が朗読者と共に舞台の上を歩き、十字架の形のテーブルの上に紅色の布がその中心に無造作に置かれ、生木はその中心に降ろされました。

ゲツセマネの場面では、その十字架の下(つまりテーブルの下から)スモークが焚かれ(ドライアイス)煙が会堂にたちこめ、まるで谷間の霧のように演出されました。

「十字架につけろ!」と叫んだ朗読者と、それを聞いている聴衆の幾人かは、涙を流していました。

そのあと、聖餐式が始まり、十字架の上のゴブレットの葡萄酒(ノン・アルコール)とパンを与える係りの人たちが、十字架の上下左右の4方向に座っている人たちに向けって舞台に立ち、聴衆は整然と順番に長い時間をかけて、その配餐に与りました。

最後に全員で起立して賛美歌を歌い、祝祷(祝福:ブレッシング)を牧師を通して受けて終わりました。

一つの劇かショーを見終わったような感じでした。

礼拝後は、コーヒー、紅茶、ジュースとともに、クロス・バンズと呼ばれる甘いパンが用意されて、30分ほどあちこちで歓談のときとなりました。

そのあと、私は事務所でイースター・サンデーの日本語礼拝のための週報(プログラム)と讃美歌を印刷しに行きました。日本語礼拝にも多くの方々が、来られるようにお祈りしています。

なお、23日は午前11時半の英語部の礼拝の説教が、日本語通訳付きとなります。通訳者はティム・ウィリアムズ兄です。このためにもお祈りください。

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